リスクマネジメント体制
当社グループの業務全般を対象として、その法令等への適応体制の適切性及び有効性を評価し、助言又は改善に関する提言を行うことを通じて、リスク管理体制およびコンプライアンス管理体制の高度化を図り、もって会社業務の健全性を確保するとともに内部統制の構築を推進することを目的として、リスク・コンプライアンス委員会を設置しています。同委員会においてリスク管理の方針の決定、リスク管理規程の整備、運用状況の検証、危機発生時の対応、その他リスク管理全般に関する事項について整備を行っています。
また、当社グループが直面する危機に対しては、適切かつ迅速に対応することにより企業価値の損失を最小限に抑制するため、危機管理規程に基づき対策本部を設置することとしています。
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※ 各グループ会社におけるリスク・コンプライアンス責任者は別途設定しており、同委員会と連携を取る体制としています。
緊急事態に備えた事業継続への取り組み(BCP)
当社グループでは、地方拠点の相互的なバックアップ体制の強みを活かしたBCP対策を講じ、継続的なサービス提供に務めています。
2011年3月の東日本大震災の際には、当社グループの重要拠点である秋田BPOメインキャンパスにおいては、非常電源設備、ブレードサーバ設備などの事前対策が功を奏し、当社グループ管理範囲の電話、ネットワーク回線、電話交換機、サーバ・ネットワーク機器については、地震発生直後から正常に稼働し、障害の発生はありませんでした。
各BPO拠点において、緊急事態に備えて非常電源設備等を設置しています。また、各部署において事業継続計画を策定し、被害想定のレベルに応じた対応を定め、定期的に見直しを行っています。
新型コロナウイルス感染症に対しては、インフルエンザ等の従来の感染リスクに対する意識をさらに引き上げるとともに、通常時の1つの執務エリアを複数に分散し、感染者および濃厚接触者による感染拡大の同時発生リスクを最小に抑制する等、感染回避に十分注意を払いBCP対策を行いました。